「子供には、自分のように英語の学習で苦労させたくない」と思っていらっしゃる親ごさんは、多いのではないでしょうか?
でも、「英語の塾に通わせるとお金がかかるし、かといって自分で教えるのも、どこからどう教えて良いか分からない」、という悩みは良くお聞きします。
そんな時、英語の土台がバッチリ入るフォニックスからのスタートがおすすめです。
今日は、フォニックスを使った英語学習についてお話しします。
イギリスやアメリカの子供たちもフォニックス学習をする?
日本では、まだまだ馴染みの薄い英語学習法ですが、実はイギリスやアメリカでは、幼稚園や小学校で繰り返し習う英語学習法なんです。
たとえば、イギリスでは年長さんから小学校の2年生まで、3年間くらいをかけて、じっくりと繰り返し学習していきます。
アメリカも、日本でいう年長さんから、このフォニックス学習がスタートします。そして、英語の読み方を習いながら、一年間で100個くらいの英単語のスペルを暗記したりします。
え!英語ネイティブの子供も発音からスタートなんだね!
英語は日本語のように、ひらがなを読めたら文字が読めるわけではないからのう。
では、実際にどんな学習法なのでしょうか?
フォニックス学習とは?
私たちがアルファベットの読み方として知っているのは通常、A(エイ)、B(ビー)、C(シー)ですよね。
でも、フォニックスでは、A(ア)、B(ブッ)、C(クッ)というように発音し、アルファベット1文字ずつに対応する読み方を覚えていきます。日本語で言うところの音読みといったところでしょうか。
たとえば、boxという単語なら、b(ブッ)、o(オ)、x(クス)と、各発音を組み合わせ、早く読むとbox(ボックス)となるわけです。
Catでも、c(クッ)、a(ア)、t(トゥ)と個別に読み、合わさると、cat(キャット)となるわけです。
日本人は、ここを飛ばして学習するために、発音が曖昧なままになってしまい、結果、会話が苦手な人が量産されるのではないでしょうか。
bugとbagの発音の違いも、わかるようになるね!
フォニックス学習のメリット
でも、フォニックスを学ぶと、こうして読み方や発音のルールがしっかりと入りますから、はじめての単語を見ても、推測して読めるようになるというわけです。
4技能が身に付く!
そのほかにも、フォニックスには下記のようなメリットがあります。
- 英語の単語を正しく書けるようになる
- 英語学習のスピードがアップする
- 英語の発音がよくなる
- 英語の会話が聞き取りやすくなる
フォニックス学習をすれば、読む・書く・話す・聞くの4つの技能がバランスよく身につくと言われている所以ですね。
特に、発音がキレイになる!
例えば、日本人にとって、「R」と「L」の発音などは、区別するのがとっても難しく、発音もごちゃ混ぜになることが多いものです。
しかしフォニックス学習をすれば、こうした難しい音の発音が身につきます。
発音の基礎がしっかり入るということは、すなわち、聞き取りができるようになります。この、「聞き取れる」ようになることは、とても大事です。
リスニング力もアップ!
なぜなら、まずは聞き取れなければ、会話が成立しないから。
逆に言えば、聞き取れるようになると、話せるようになるわけです。
つまり、口の形や息の出し方を意識して言えるようにり、より英語らしい発音ができるようになるというわけです。
確かに、何を言っているのか分からないから、笑ってすませちゃってるかも。
ゼロ円でスタートできるフォニックス学習
そして、何より嬉しいのが、フォニックスは、勉強しようと思えば、ゼロ円でスタートできるということです。
今は、YouTubeという強い味方がいますから、下記のようなサイトを親子で見て、勉強をしてみましょう。
フォニックス学習は、楽しく学べる
見てみてわかるのは、とっても楽しいということ。
大人でも、なるほど、「この発音は、これだったか!」と、目から鱗が落ちます。
子供とフォニックスを勉強して、自分の英語力がアップしたというママは、実は多いのも嬉しいですよね。
ワシでも、楽しく学べたぞ!
一覧表もタダでゲット!
アルファベットの発音のルールが、イラスト付きで1枚のシートになったものも、今は無料でダウンロードできるページがたくさんあります。
一覧表は、壁に貼っておいて、折々に一緒に発音していきましょう。
お風呂に貼っておくのもおすすめです。
リビングに貼って、家族みんなで楽しく練習するのもありだね!
書籍も多数ありますよ!
最近では、1冊千円代で、フォニックスの書籍も販売されていますから、こういったものを活用するのもありですね。
また、海外で有名な教材としては、「Leap Frog」シリーズもあります。
こちらは、メルカリなどで検索すれば、安く譲ってくださる方もいらっしゃるので、一度のぞいて見るのも良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
英語がネイティブのイギリス人の子供たちでさえも、繰り返して三年間かけて、じっくりと発音の基礎を作っていきます。
日本人の私たちも「急がば回れ」で、フォニックス学習からスタートしてみてはいかがでしょうか。